最近の活動

定例研究会   記念講演・シンポジウム  山崎記念農業賞受賞者  主な受託研究

山崎農研トップページへ
   

去る7月23日、総会・シンポジュームが行なわれました。

地震、津波そして原発事故は、わたしたちの命の糧である食を供給する「農と漁」の現場に壊滅的な被害をもたらしました。特に目に見えない放射能漏洩という「人災」は、大気と水と大地を汚染し、生活・生産基盤を根本から破壊しました。そして、その影響は、広範囲にそして長年月に及び、実態が見えないまま、ただ恐怖だけが一人歩きしています。

東日本大震災復興構想会議の「復興への提案」(6月25日)は、その副題「悲惨の中の希望」としました。

ただしながら、「希望」は、被災当事者の心に芽生えてこそ本物です。

今回のシンポジュームは、恐怖と絶望と戦い、希望への道筋を探るため被災現場で何が起こっているのか、食の生産基盤、食の生産そして食の消費の立場からの報告をもとに話し合うこととしました。    

日時

2011年7月23日(土) 13:00〜13:30 会員総会

〃            13:30〜17:00 シンポジューム

場所

NTCインターナショナル(株)  5F会議室
          (新宿区四谷三丁目  不動産会館)

シンポジュームテーマ 東日本大震災と農業・農村

内容

シンポジューム:13:30〜17:00
  第一部  被災地の現場から
   1)「農地、農業施設被害」
      山崎農業研究所 幹事 渡辺博
   2)「福島−希望への道筋を探りながら」
      大地を守る会 戎谷徹也
 第二部  風評被害を切る
   「風評被害に翻弄されて―東海JCOから福島原発事故」
     ……茨城県東海村/てるぬまかついち商店代表・照沼勝浩




渡辺博氏のご講演
被災地での除塩実験や津波対策を農業土木技術で支援する渡辺氏。


戎谷徹也氏のご講演
生産者・消費者の両者の視点で、食料の放射線量測定をはじめ、食の安全・安心に取り組む戎谷氏。


照沼勝浩氏のご講演
原子力の村を知恵と気力で活きる照沼氏。


議論の様子



山崎農業研究所 新刊発行!!

 『自給再考』
グローバリゼーションの次は何か お申込はこちらまで
    山崎農業研究所編集・発行、農文協発売。176頁 
    価格:1,500円(消費税を含みません)

みどりと水、農地と食べ物は、かけがえのない地域資源の循環利用と再生産の産物であり、食べ物の安全・安心は、社会の相互信頼を基本に成り立っています。今、私たちが考えるべきことは、足し算・割り算の「自給率」ではなく、「自給」そのものではないでしょうか。 そうした問題意識から、山崎農業研究所では本書を出版することといたしました。 「自給」をキーワードとし、「自然と農と食そして暮らし」をめぐる循環と信頼の回復を主題に、市場原理スタンダード、アメリカンスタンダードを批判的に問い、世界に共通する新しい価値観=もうひとつのグローバルスタンダードを生み出そう−というのが本書のスタンスです。